2022年10月26日
季節の変化を教えてくれるもの
日本固有のホトトギスと台湾ホトトギスを交配させた『松風』という品種のようです。
ホトトギスは他の植物との競争に負けてしまうことが多いのですが、このホトトギスは頑張って花を咲かせてくれました。
かなり高い位置にいて見つけづらく、ようやく撮れてもおなかの写真ばかり。冬になって地面に降りてきてくれるのが楽しみです。
近年農薬によりヤゴが死んでしまうためトンボの数が減っているそうですが、くろんど園地では四季折々のトンボが姿を見せてくれます。
花で、鳥で、虫で、あぁ季節が変わったなと感じるとき、ふっと心や身体の緊張がほぐれるように思います。
くろんど園地で散策を楽しみ日々のストレスからちょっと離れてみませんか?
2022年09月09日
第二キャンプ場~八ツ橋周辺で見られる植物
ふと気づくと、第二炊事棟からトイレへ向かう辺りの湿原が花畑になっていました。
イバラに閉ざされていて人はなかなか立ち入れないのですが、イノシシは出入りしているようで足跡が無数についていました。
たくさん咲いている白い花はヒヨドリバナ。ここだけでなく園内のあちこちで花をつけています。
もうすぐ飛来するアサギマダラが好む花なのできっと喜んでくれるでしょう。
湿原奥の方に群生する紫色はサワギキョウ。
美しい花ですが推理小説で使われるほどの強い毒があります。
キセルアザミの花も咲いています。
八ツ橋周辺では可愛らしいツリガネニンジンの花も見ることができます。
すぐ近くにはツルリンドウの姿も。
秋につける艶やかな赤い実も美しいので楽しみです。
過ごしやすい気候…というにはまだまだですが、植物たちは秋の気配を漂わせ始めています。
お天気が変わりやすい日が続いているので雨具をひとつリュックに入れて、くろんど園地散策にお越しください。
イバラに閉ざされていて人はなかなか立ち入れないのですが、イノシシは出入りしているようで足跡が無数についていました。
たくさん咲いている白い花はヒヨドリバナ。ここだけでなく園内のあちこちで花をつけています。
もうすぐ飛来するアサギマダラが好む花なのできっと喜んでくれるでしょう。
湿原奥の方に群生する紫色はサワギキョウ。
美しい花ですが推理小説で使われるほどの強い毒があります。
キセルアザミの花も咲いています。
八ツ橋周辺では可愛らしいツリガネニンジンの花も見ることができます。
すぐ近くにはツルリンドウの姿も。
秋につける艶やかな赤い実も美しいので楽しみです。
過ごしやすい気候…というにはまだまだですが、植物たちは秋の気配を漂わせ始めています。
お天気が変わりやすい日が続いているので雨具をひとつリュックに入れて、くろんど園地散策にお越しください。
2022年09月07日
栗の樹に起きた悲しい出来事
すくすくと育ち、もうすぐイガが開くかなぁと思っていた栗の樹。
悲惨な姿になってしまいました…。
立派な実をたくさんつけていた樹だったのに、とても悲しい…!
周りにたくさん残されていた空っぽのイガや足跡から、イノシシの仕業のようです。
イノシシは雑食性でカエル・ミミズ・サワガニ・イモリなどの小さな生き物、芋・栗・タケノコなどの植物などなんでも食べてしまいます。樹上の栗を食べたくて、体当たりでもして樹ごと折ってしまったようです。
またこの栗の樹は品種改良された品種のようなので、山に自生している柴栗などよりも美味しいのでしょうね。
くろんど園地でも、モリアオガエルの産卵場所である池を荒らしたり、ハイキングコースを掘り起こしたりとやりたい放題です。
とは言えここはもともとイノシシの住処で、イノシシの方も人間に困っているのかもしれませんね。
これから秋になり、栗の他にも柿や、
むかごなど、人にとってもイノシシにとっても美味しいものが森に溢れる季節です。
あまり森を荒らさずに、上手に食べてくれると良いのだけどなぁ…と心配しつつ、「人間が見回りしているよ!」の合図に栗の樹周辺を草刈りしておきました。
悲惨な姿になってしまいました…。
立派な実をたくさんつけていた樹だったのに、とても悲しい…!
周りにたくさん残されていた空っぽのイガや足跡から、イノシシの仕業のようです。
イノシシは雑食性でカエル・ミミズ・サワガニ・イモリなどの小さな生き物、芋・栗・タケノコなどの植物などなんでも食べてしまいます。樹上の栗を食べたくて、体当たりでもして樹ごと折ってしまったようです。
またこの栗の樹は品種改良された品種のようなので、山に自生している柴栗などよりも美味しいのでしょうね。
くろんど園地でも、モリアオガエルの産卵場所である池を荒らしたり、ハイキングコースを掘り起こしたりとやりたい放題です。
とは言えここはもともとイノシシの住処で、イノシシの方も人間に困っているのかもしれませんね。
これから秋になり、栗の他にも柿や、
むかごなど、人にとってもイノシシにとっても美味しいものが森に溢れる季節です。
あまり森を荒らさずに、上手に食べてくれると良いのだけどなぁ…と心配しつつ、「人間が見回りしているよ!」の合図に栗の樹周辺を草刈りしておきました。
2022年08月25日
秋の準備
まだまだ暑い日が続きますが、くろんどの森を観察していると植物たちは秋の準備を始めているようです。
小さなリンゴのような椿の実。
9月になると完熟して口が開き、立派な種が顔をのぞかせます。
ガマの穂はもうすぐ綿毛の時期を迎えます。
昔はこの綿毛を布団の中身として活用していたそうです。着火剤としても使われていたそうで、これは現代でももしすると機会があるかもしれない活用法ですね。
湿地の奥に見える葉はオモダカ……もしかしたらおせち料理でお馴染みのクワイかしらと期待しています。
国定公園なので植物の採取は禁止なのですが、採れなくても食べ物であれば嬉しい、という気持ちは人間の本能なんでしょうか。
近いうちに長靴をはいて近づいてみたいと思います。
赤い実をたわわにつけているのはゴンズイ。
秋になると開いた口から種がのぞき、赤い実と黒い種のコントラストが目を引きます。
フリルのような美しいキノコ。
図鑑を見てシロホウライタケかな?と思っていますが自信はありません。キノコは本当に難しい!
樹からぶら下がる二股の不思議な物体。テイカカズラの実です。
熟すと鞘が割れ、立派な綿毛のついた種が飛び出します。
夏の終わりのくろんど園地、ぜひ遊びにいらしてください。
小さなリンゴのような椿の実。
9月になると完熟して口が開き、立派な種が顔をのぞかせます。
ガマの穂はもうすぐ綿毛の時期を迎えます。
昔はこの綿毛を布団の中身として活用していたそうです。着火剤としても使われていたそうで、これは現代でももしすると機会があるかもしれない活用法ですね。
湿地の奥に見える葉はオモダカ……もしかしたらおせち料理でお馴染みのクワイかしらと期待しています。
国定公園なので植物の採取は禁止なのですが、採れなくても食べ物であれば嬉しい、という気持ちは人間の本能なんでしょうか。
近いうちに長靴をはいて近づいてみたいと思います。
赤い実をたわわにつけているのはゴンズイ。
秋になると開いた口から種がのぞき、赤い実と黒い種のコントラストが目を引きます。
フリルのような美しいキノコ。
図鑑を見てシロホウライタケかな?と思っていますが自信はありません。キノコは本当に難しい!
樹からぶら下がる二股の不思議な物体。テイカカズラの実です。
熟すと鞘が割れ、立派な綿毛のついた種が飛び出します。
夏の終わりのくろんど園地、ぜひ遊びにいらしてください。
2022年07月29日
ウバユリの開花
花が咲くころには葉が落ちてなくなっている(歯がない)ことにひっかけて、老女に例えた姥百合という名前がついているそうですが海外では葉のかたちからハートリーフリリーという可愛らしい名で親しまれています。
6~8年かけて一生に一度だけ花を咲かせた後は鱗茎ごとすべて枯れてしまう珍しい性質の百合です。
今まさにその一生に一度だけの花がたくさん咲いています。
駐車場ちかくの管理道脇に咲いていますのでぜひご覧ください。
※来園された皆様の目を楽しませてくれる花です。どうか折ったり切ったり掘り返したりはしないでください。持ち帰っても根付きません。手を触れないようにお願いいたします。
2022年07月17日
ヌマトラノオとヒメヤブラン
八ツ橋の辺りでヌマトラノオの花が咲き始めました。
湿地に生える虎の尾という意味の名前ですが、オカトラノオと違って花穂は垂れ下がりません。
今はまだ咲き始めたばかりでこれから8月頃までが花期です。
こちらはヒメヤブラン。
高さ10~15cmほどの草で、見逃してしまいそうな小さな花ですがとても可愛らしい花なので探してみてください。
湿地に生える虎の尾という意味の名前ですが、オカトラノオと違って花穂は垂れ下がりません。
今はまだ咲き始めたばかりでこれから8月頃までが花期です。
こちらはヒメヤブラン。
高さ10~15cmほどの草で、見逃してしまいそうな小さな花ですがとても可愛らしい花なので探してみてください。
2022年07月12日
雨の日の散策
あいにくのお天気が続きますが、くろんど園地の生き物たちは生き生きとしています。
アオスジアゲハが頻繁に地面に降り、吸水をしています。こうして地面から吸水をするのはオスだけだそうです。
立派なノコギリクワガタ。
クワガタムシのいる木にはスズメバチも集まっていることが多いので観察の際はご注意ください。
ニホンアカガエルの幼体。雨の日は活発に移動しているようで、草むらを歩くとたくさん飛び出してきます。
踏んでしまわないよう、気をつけてあげてください。
八ツ橋に咲くワスレグサ。種類が非常に多く、ニッコウキスゲやカンゾウなどもワスレグサの仲間です。
園芸種では様々な色のものがありますが、野生種では黄色やオレンジ色のものがほとんどです。
園内は舗装された路は少なく、雨が続くとぬかるみ等が発生します。
雨間の散策においでの際は、足元にご注意をお願いします。
アオスジアゲハが頻繁に地面に降り、吸水をしています。こうして地面から吸水をするのはオスだけだそうです。
立派なノコギリクワガタ。
クワガタムシのいる木にはスズメバチも集まっていることが多いので観察の際はご注意ください。
ニホンアカガエルの幼体。雨の日は活発に移動しているようで、草むらを歩くとたくさん飛び出してきます。
踏んでしまわないよう、気をつけてあげてください。
八ツ橋に咲くワスレグサ。種類が非常に多く、ニッコウキスゲやカンゾウなどもワスレグサの仲間です。
園芸種では様々な色のものがありますが、野生種では黄色やオレンジ色のものがほとんどです。
園内は舗装された路は少なく、雨が続くとぬかるみ等が発生します。
雨間の散策においでの際は、足元にご注意をお願いします。
2022年06月15日
雨の日のご注意
雨の中、ササユリが健気に咲いています。
くろんど園地では白いササユリがほとんどで、写真のような桃色のものは珍しいです。
昨日今日と続く雨風で園内が少し乱れています。
雨が弱まり次第回収しますがご来園の際は頭上、足元などご注意ください。
2022年06月09日
6月の花たち
ササユリも見頃ももう少しの間です。
今がいちばん美しいかもしれません、まだご覧になっていない方はぜひ!
こちらはすいれん池です。
今年は睡蓮はダメかもしれないとも思っていたのですが、周りの草を刈ったところ次々と開花してくれました。
道沿いから少し覗き込むとあっちにもこっちにも花が次々見つかって楽しいですよ。
こちらもぜひ見ていただきたいです。
2022年06月03日
管理道の植物たち
くろんど園地には園芸種とは違った魅力がたっぷりの植物であふれています。
今日はどんな花が、どんなきのこが、どんな実が…と探しながらの散歩も楽しいですよ。
今の時期はササユリが綺麗です。管理道沿いにもあちこち咲いています。
あまりに綺麗なせいか、つい持ち帰りたくなる方もいらっしゃるようですがどうか触らず、そのまま咲かせておいてあげてくださいね。
こちらはスイカズラ。ひとつの枝に白い花と黄色い花が同居することもあることから金銀花という名前もついています。
密の多い花なので甘い香りに虫が集まっていることが多いです。
オレンジの宝石のようなモミジイチゴ。何歳になっても野イチゴには胸がときめきますよね。
すいれん池では睡蓮の花が見ごろです。まだまだこれからが最盛期なのでぜひご覧になってください。
今日紹介したものはすべてくろんど園地管理道沿いの植物です。
いちばん歩きやすい道ですのでぜひお気軽にハイキングしてみてください。
今日はどんな花が、どんなきのこが、どんな実が…と探しながらの散歩も楽しいですよ。
今の時期はササユリが綺麗です。管理道沿いにもあちこち咲いています。
あまりに綺麗なせいか、つい持ち帰りたくなる方もいらっしゃるようですがどうか触らず、そのまま咲かせておいてあげてくださいね。
こちらはスイカズラ。ひとつの枝に白い花と黄色い花が同居することもあることから金銀花という名前もついています。
密の多い花なので甘い香りに虫が集まっていることが多いです。
オレンジの宝石のようなモミジイチゴ。何歳になっても野イチゴには胸がときめきますよね。
すいれん池では睡蓮の花が見ごろです。まだまだこれからが最盛期なのでぜひご覧になってください。
今日紹介したものはすべてくろんど園地管理道沿いの植物です。
いちばん歩きやすい道ですのでぜひお気軽にハイキングしてみてください。